■壁紙・クロスの貼り替え時期 汚れが目立ってきたら張り替えを検討 壁紙の張り替え時期は、一般的には10年前後といわれています。しかし、キッチン・トイレなどの 水まわりや、多くの人が集まる部屋、喫煙者がいる場合は、それよりも短くなります。 ≪以下のような症状が目立ってきたら張り替え時期です≫ ●汚れが目立つ。カビが生えてきた。色が変わった。 ●表面がケバ立ち、たわみ、シワが目立ってきた。 ●防水性能、消臭性能などがなくなってきた。 特に壁紙と壁紙の継ぎ目に汚れが目立ってきたら、そろそろ張り替えを検討しましょう。 そのまま放置しておくと、次第に継ぎ目部分がめくれあがってきます。こうなると、早急な張り替えが必要です。 リフォーム時や、家電製品の買い替え時にも 汚れが目立っていなくても、キッチンやお部屋のリフォーム時期には張り替えを検討しましょう。 その際は、新しいシステムキッチンや床の色などに合わせて、コーディネイトしてください。 また、エアコンの買い替え時にも壁紙を張替えた方がいいでしょう。 最新のエアコンは小型化が進んでおり、古いエアコンを外して同じ場所に取り付けても、前のエアコン跡が 白くなって目立つことがよくあります。家具や冷蔵庫でも同じようなことが起こります。 また、リビングの壁紙を張り替えたら、隣の部屋の壁の汚れが気になったということもよくあります。 一緒に張り替えを検討してみてはいかがでしょうか。 ■ 自分でできる壁紙・クロスのリフォーム 〜壁紙・クロスの張り替え方〜 壁紙は自分でも張り替えることができます。意外と簡単なので挑戦してみても良いでしょう。張り替えは、 お部屋のつくりにもよりますが、入口のドア縦枠の左壁から始めます。そこから右利きの方の場合は、 反時計回りに部屋を一回りして、最後に入口のドア上のなるべく目立たない所で張り終わるようにします。 ≪張り替えに必要な道具≫ ●材料/壁紙、壁紙用接着剤、壁紙剥がし剤 ●道具/貼り付け用ローラー、カッティングメジャー、のり付けローラー、押さえバケ、剥がしベラ、 カッターナイフ、ハサミ 1.貼る前の準備 コンセントカバーを外し、柱にはクロス用接着剤が付かないように新聞紙などで隠します。 2.古い壁紙をはがす なるべく裏紙が残らないように丁寧に剥がします。きれいに剥がれないときは、剥がしベラで剥ぐか 壁紙剥がし剤を使いましょう。 3.壁紙をカットする 天井までの高さを測り、実寸より5cmほど長めに切ります。 4.糊付け のり付けローラーをゆっくり転がし、糊が均一になるように塗り広げます。 壁紙と糊がなじむまで15分〜20分程度時間をおきます。 5.壁紙を貼る 糊付けした壁紙上部の左右の端を軽く持ち、ゆっくりと張ります。1枚目の壁紙を張るときは、上の部分を 3cm位余分に残し、垂直線に合わせて仮に張っていきます。まっすぐ張れていたら、押さえバケで壁紙の 中心から両側へ空気を押し出していきます。 6.余分な壁紙を切る 押さえベラで押さえながら、天井に沿って切ります。 7.2枚目を貼る 1枚目と3cm程、重ねて張ります。柄がついている場合は、柄を合わせながら重ねて貼っていきます。 重ね合わせた部分の中央を、定規をあてながら2枚一緒にカッターナイフで切ります。 8.ローラーをかける 左右の余分な壁紙を切り取ります。つなぎ合わせた部分はローラーで軽く押さえてください。 そして、はみ出した糊をふき取ります。 9.乾燥 すべて張り終えたら、接着が安定するまで自然乾燥させてください。ただし、直射日光や風による 強制的な乾燥は避けてください。 ★きれいに仕上げるには、やはりプロにまかせるのが一番です。ホームプロの業者検索から、熟練の 職人がいるリフォーム会社を選んで依頼しましょう。 |