■壁紙・クロスをキレイに保つ7つの心掛け 壁紙を劣化や汚れから守るために 日頃の少し心掛けで、壁紙は末長く美しい状態に保つことができます。 次のような点に注意しておきましょう。 1.できるだけ直射日光にあてない 壁紙は紫外線を嫌います。使用していない部屋にはカーテンやブラインドで、できるだけ直射日光に さらさないようにしましょう。強い日差しが気になる部屋には、UVカット加工のカーテンをかけてください。 2.熱風、高温を避ける ストーブなどの暖房器具の熱風が直接壁紙にあたらないようにしましょう。熱により壁紙が変形、変色する ことがあります。暖房機器や加湿器を使用する際は、湿度が高くなりすぎないよう注意してください。 3.粘着テープを張らない 壁紙にはセロハンテープやガムテープを張らないでください。壁紙の変色や汚れの原因となります。 4.殺虫剤や塗料、薬などがつかないように 殺虫剤や塗料などを吹き付けたり、医薬品や口紅などを付着させたりしないでください。 5.換気をよくする タバコの煙や台所からの油煙は、壁紙を短期間で黄色く変色させます。 また、水蒸気の発生による結露は壁紙のシミやカビ、剥がれの原因となります。換気扇や除湿機を こまめに使うことをおすすめします。 6.できるだけキズをつけない 家具の角を壁紙に当てないように気をつけましょう。また、お子さまがイタズラ書きしそうな場所には シートを張るなどの対策をしておきましょう。 7.家具と壁面のスキマをあける 家具と壁が密着していると、家具の塗料に含まれる色素で変色する場合があります。 スキマをあけておくと、変色はもちろん結露の防止にもなります。 ■壁紙・クロスのお手入れ方法 日頃から気をつけてはいても、いつのまにか汚れている…そんな壁紙の汚れは目立ちやすいので 早めにお手入れをしたいものです。壁紙は種類によってお手入れ方法が異なりますので、次の方法を 参考にしてみてください。 ○ビニル壁紙のお手入れ法 ビニル壁紙は、壁紙の中でもお手入れがしやすく、軽い汚れなら水拭きや中性洗剤で落とすことができます。 一般のビニル壁紙の場合、飲食物や調味料などの汚れは、きれいな水で濡らし固く絞った雑巾で 拭き取ってください。落ちにくいときは家庭用中性洗剤を使いましょう。洗剤を使ったあとは、表面に 残った洗剤を拭き取り、最後に乾拭きをしましょう。 汚れ防止機能付きのビニル壁紙の場合、表面にフィルムがラミネートされているので、油性マジックや クレヨンなども落とせます。 紙壁紙のお手入れ法 紙壁紙は、ビニル壁紙に比べるとキズや擦れに弱く、水を吸い込みやすい欠点があります。 調味料やジュースなどの汚れが付いてしまった時は、すぐに乾いた布やティッシュペーパーなどで軽く ポンポンとたたくように拭き取りましょう。 手垢や小さな汚れは消しゴムで表面を軽くこすると落ちる場合があります。 織物壁紙(布クロス)のお手入れ法 織物壁紙の表面は水拭きできません。ブラシを付けた掃除機やハタキでホコリを取ってください。 調味料やジュースなどの汚れが付いた時は、固く絞った布などで表面を軽くポンポンとたたくようにして 汚れを取りましょう。 オレフィン壁紙のお手入れ法 一般のオレフィン壁紙に調味料やジュースなどの汚れが付いた時は、固く絞ったスポンジや布で汚れを 吸い取るように拭き取ってください。 汚れ防止機能がついたオレフィン壁紙は、抗菌性のフィルムがラミネートしているので、壁紙内部に 汚れが浸透しにくく、拭き取りやすくなっています。油性マジック、クレヨンなども落とすことができます。 壁紙のハガレ 多くの壁紙は、部分的なハガレなら文具糊や木工用水性接着剤などで張りつけることができます。 補修の手順は、剥がれている壁紙の裏面にブラシなどで糊をムラなく、はみ出ない程度に多めに塗って ください。10分間程おいてから、下地に張り付けていきます。面積が広い場合や何度も剥がれるときは プロに相談したほうがよいでしょう。 |